愛犬が死にました

うちには実家で元々飼っていた犬3匹と

近所の飼い主さんが亡くなられて母が譲り受けた犬1匹と

私が同棲時に飼い始めた猫1匹がおります。

 

そして今日12月21日0時を少しすぎたころ

1番のおばあちゃん犬が静かに息を引き取りました。

 

大病も怪我もなく、老衰でした。

16歳と7ヶ月。大往生でした。

 

寝れそうにないので、気持ちの整理のために

記しておこうかと思います。

 

いとこの飼ってた犬が赤ちゃんも産み

そこでもらってきたのがその子でした。

正直かわいさは、一緒に生まれた他2匹と比べると

少し霞む子でした。

 

はじめてうちに来た日の次の朝、

私も興奮して朝早く起きたのに

すでに起きてたその子はしっぽぶんぶん振り回して

おしっことうんちも散らかしてました。

 

夜あまりにもクンクンなくものやから

いつからか一緒の布団で寝るようになりました。

私が起きるときに起きるので、

ふつうに寝坊助だったと思います。

 

知らない間に階段上るの覚えて、

学校から帰ってきたら上にいた時はびっくりでした。

そこからは昼間だれもいないときは

私のベッドで寝るようになりました。

 

最初ドックフードだけじゃ食べなくて、

チキンと野菜という人間的にも羨ましい

ご飯を食べて育ちました。 

 

O脚でぴょんぴょん跳ねるように走る

クリクリ天パのお尻がチャームポイントでした。

 

テニスボールとフリスビーが大好きで

河原とか冬の米作り終わったあとの田んぼで

よく遊びました。

 

夏には海や琵琶湖にいって、

泳いだり、サーフボードに乗ったりしました。

 

仲間が増えてからはリーダーとして

よいお姉ちゃんをしてくれました。

 

ただ、うんちだけは最後まで絶対に覚えない子でした。

家の中で何回もうんこ踏みました。

 

無駄吠えもなく、人懐っこく、くりんくりんの毛で

新しく増える仲間にもいじわるすることなく

ほんとにほんとにいい子でした。

 

私が中学生以降は正直そんなに構ってあげられず

社会人になって家をでて、

今年になって実家に戻ってきた私からすると

いつのまにかすっかり歳を取ってしまったと思いました

 

シニアになって、ボール遊びもしなくなり

お散歩の時間は減って、寝る時間は増えました。 

おもらしも増えて、おむつをするようになりました。

それでもごはんは大好きで、ご飯の準備をすると

はよくれわんわん、しっぽフリフリしてました。

 

暖かい昼間にはたまに長い散歩にいったりして

おばあちゃんだけどまだまだ元気だねと思ってた矢先

 

小さい時ぶりに私の部屋で一緒に寝た次の日の朝

おしっこに連れて行っても、ヘタって立てない

そこから急激に弱りだしていきました。

10月のはじめのころの話でした。

 

脚がよろつくようになり、

立てない日が増えていきました。

 

ドックフードを食べなくなり、

手作りごはんに切り替えました。

さすが手作りごはんなれしてる子なので

よく食べてくれて安心しました。

 

ただ昨日今日は食欲がないのか

おやつ以外はほとんど口にしませんでした。

 

そして今日久しぶりに車で近所の河原に

遊びに行きました。

歩けないので芝生の上でみんなを眺めてるだけだったけど

ぽかぽか陽気で少し気分が晴れたようでした。

 

帰って疲れたのか、そこからはずっと寝てました。

 

12時頃、クーン、クーンと2回

今までに聞いたことのないような声を出し、

その後母に抱かれて静かに息を引き取りました。

 

もう目を覚ますことがないと思うと寂しいですが

同時に嬉しくもあります。

 

ここ最近は涙、鼻水がとまらず、

少なからず苦しい思いはしてたと思います。

立つのもままならず、思うように歩けないのも

きっと辛かったと思います。

 

そんな苦痛から開放されて、彼女はもう一度

自由に走り、ご飯を食べ、遊べるようになりました。

わたしには直接は見えないけど、

きっとあの笑顔で笑ってるんだろうなと思うと

よかったと本当に思えます。

 

本当によくがんばってくれました。

これからはお空からたまにでいいので、

こちらを見守ってくれていたらなと思います。

 

 

人の1日とは比べものにならないスピードで

この子たちの1日は過ぎていってるんだろうなと

痛感する1ヶ月でした。

正直10月の頭はまだ元気に散歩してたので、

そこからの弱り方はすごくびっくりしました。

 

病院にかかったこともほとんどなくて

看病したのも最後のほんの1ヶ月半程度

人、犬みんなに優しく、

ほんとに手のかからないいい子でした。

 

たくさんたくさんありがとう。

ゆっくりおやすみなさい。